1975(昭和50)年4月13日(日)から6月29日までの初代。12回使われただけ。後のものと比べると縦のサイズが半分ほどである。「聞きましょう!午前10時TBSラジオ キユーピーBGM」のタイトルは3代続く。 | |
1975(昭和50)年7月6日(日)から9月28日まで、13回使われた2代目。サイズやタイトルの文字は前回と変わらない。最初のものがト音記号を使っていたのに対して、ややデフォルメし黒い部分を目立たせた八分音符を使っている。 | |
3代目。1975(昭和50)年10月5日から1976(昭和51)年7月4日までのタイプで、4分休符をモチーフにしているが、タイトルの文字はまだ同じ。全体のサイズが約2倍になった。半分下に広告らしいものが付いており、それは現在新聞で見受けるものと似ているが、キユーピーの姿が少し異なり、また「キユーピー・マヨネーズ」のロゴが今と異なる。 | |
4代目。1976(昭和51)年7月11日からのタイプ。サイズは変わらず、再び「キユーピー・マヨネーズ」の広告が消えた。3代に渡って使われたタイトルを捨て、「キユーピーBGM」の文字も大きくし、企業や小品の宣伝と言うよりも、番組そのものの宣伝の色彩が強くなった。ただし、それにより番組の生活とも合わせ、キユーピー株式会社のイメージアップにつなげているのかも知れない。再びト音記号に。 「ききましょう 午前10時」の部分に、「700回記念レコードプレゼント」の一文が書かれた広告もあった。 |
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1977(昭和52)年1月2日のみの特別タイプ。ベースは従来のものと同じだが、お正月らしく、門松の絵が加わっている。 何よりも注目されるのは、「●CMソング 歌は、やまがたすみこ」の一文。 演奏曲目の演奏者すら紹介されないこの番組でCMソングを歌う歌手名を示すのは、異例と言える。 日付が入っているのもこの日だけ。 |
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1978(昭和53)年元旦のみの完全特別タイプ。「あけまして おめでとう ございます。」の賀詞だけでなく、「今日は日曜日 元旦からお送りします。」と力の入れようが表現されている。また、いつもの 「ききましょう!午前10時」が、 「ききましょう、今年も午前10時」 となっている。 |
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1978(昭和53)年10月15日からのタイプ。「提供 キユーピー・マヨネーズ」の文字が入るが、余白を大きく取り、紙面の中で八分音符のタマが目立ち、結果として「キユーピーBGM」の文字に目がいく。曲目の字数が少ない場合は、上に余白を置いたので、ますます余白が広くなる。 なお、ここでも「提供 キユーピー(株式会社)」でなくて、「提供 キユーピー・マヨネーズ」というのが面白い。 |
> 新聞広告
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> キユーピーマヨネーズの新聞広告は、キユーピーマヨネーズ300g瓶とシルエット、
> それをバックに料理皿を持ったキユーピーのイラストが描かれたレイアウトになっ
> ている。キユーピーが持っている皿に乗っているのはマヨネーズをかけたサーモン
> である。これはキユーピーマヨネーズが世に出た当初(1920年代)まだ日本では生
> 野菜を食べる習慣がなく、マヨネーズは主に魚料理に使うよう発売されていたため
> である。このレイアウトが60年以上使用されており、現在の広告には「毎日のお食
> 膳に」と記されている。
新たに別のページが「タイムスリップ広告2005」というタイトルで作られています。
> タイムスリップ広告
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> 2005年10月19日、新聞広告の日の前日。産経新聞が、何十年も前の新聞広告で埋まりました。まるでその時代にタイムスリップしてしまったかのような気分、皆さんにも味わっていただけたでしょうか。この企画には、「明治・大正期の名作広告をそのままのカタチで今の紙面によみがえらせ、生活を支えてきたさまざまな企業・商品の魅力を『生活史』という視点で読者に伝えよう」という意図がありました。